ドイツで初めて誕生した右派ポピュリズム政党AfD系首長が語ったこと…「"左"と"緑"に支配されている」「ロシアは頼れるパートナー」【第3回】
ゼッセルマン氏の主張は、一般的には戦後ドイツの価値観に反し、
ロシアや中国の権威主義体制への警戒が強まる中、ロシアとの経済関係の重要性を指摘し、ウクライナ戦争での対ロシア制裁への反対を打ち出す。
主な問いと答えを要約すると次のとおりである。
――なぜAfDが支持を集めるのか。
たくさんの側面がある。旧東ドイツの社会主義は独裁でしかなかった。旧東ドイツの人々は自由を希求していた。1990年にドイツ統一が実現し、社会転換が始まったが、そうこうするうちに、道は再びまったく違う方向に向かった。つまり、左派や緑(環境主義)の方向へと流れた。
そして今、多くの人間がそれを拒否している。つまり、AfDが主張するような保守的な価値に意味があり、治安政策、理性的な家族政策が求められるようになり、人々は性の問題や経済政策が間違った方向に行っていることに気がついた。
われわれは民主主義が機能することに大いに関心がある。旧東ドイツの人々にとって、西ドイツが70、80年代、ヘルムート・シュミットやヘルムート・コール(それぞれ元首相)の時代に実現していた自由が目標であり、自由については敏感だ。
「AfDに対するデモを見ると社会主義時代を思い出す」
今の体制は長い間、自分自身の利益を図ってきた。80年代、(反体制だった)緑の党は今の体制に取り込まれた。もっと多くの政党がドイツの今の体制に参加したいと思っている。そうでない者は敵として位置づけられる。しかし、われわれは今の体制に参加を望まない。
今の体制は民主主義を誤解している。旧東ドイツの人々にとってはデジャヴの、ドイツ統一の前の状態に戻った感じだ。東ドイツ時代のデモは、カネや旗を配って、体制を支援するためのデモだった。今日のAfDに対する(カウンター)デモを見ると、社会主義時代の暗い時代を思い出す。
欧州連合(EU)は官僚主義への道を進んでいる。規制のせいで望むようには働けない。ドイツは国内総生産(GDP)で日本を上回ったが、このままでは再び日本に抜かれ、インドにも抜かれる。中国ははるか先を行っている。



















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