《ランキング》2019年と2025年を比較「ドラッグストア」で売上がぐんと伸びた"意外な商品"
今や医薬品や日用品だけでなく、生鮮食品・惣菜・冷凍食品といった食品を充実させ、スーパーマーケット顔負けの品揃えとなっているドラッグストア。カフェを併設するお店も登場し、医薬品以外での利用機会が増えたという人も多いのではないでしょうか。
ドラッグストアではどんなものが売れ、どんなものが売れなくなっているのか。マクロミルのMHS(マクロミル個人支出調査データ)を基に、コロナ前と直近のデータを比較し、分析していきます。比較期間は、2019年6~8月と、2025年6~8月です。
「食品」の比率が「美容・健康」を逆転
まず、購入された商品の内訳(カテゴリ別金額比率)に大きな変化が見られました。2019年6~9月には構成比トップ(48.6%)だった「美容・健康・医療衛生」カテゴリは39.5%へと9.1ポイント減少。
代わって、「食品」の比率が35.3%から44.0%へと8.7ポイント増加し、美容・健康関連を逆転しました。ドラッグストアの売り上げにおける「食」の存在感が、急速に高まっていることがわかります。

では、具体的に何が買われるようになったのでしょうか。購入金額の伸長率(2019年比)を見ていきましょう。
上位には、軒並み食品カテゴリが並びました。「調理済み麺」「生鮮野菜・果物」「惣菜・ホットフード」など、これまでスーパーやコンビニが強かった分野での伸びが顕著です。
具体的に見てみると、1位はそうめん(2704%)、2位パスタ(1363%)、3位冷やし中華(1355%)、4位焼きそば(1302%)、5位冷たいそば(1030%)がランクイン。
夏季のデータを使用しているため、特にそうめん、冷やし中華等の冷たい調理済み麺が上位に入りました。このほかにもアボカド・ブロッコリー、柑橘類など生鮮食品が上位にランクインしています。



















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