中高の探究学習で「大学の先生たち」が疲れている…なぜ?誰が悪い?"生徒、中高教員、大学の教員・研究者"の生の声に見る課題の本質
2022年から実施されている高校学習指導要領では探究の過程を重視した「総合的な探究の時間」が新たに設定された(写真:【Tig.】Tokyo image groups / PIXTA)
2025年11月17日、国立情報学研究所 情報社会相関研究系教授の新井紀子氏が「最近、中高校生から『探究活動で〇〇について調べています』というタイプの問い合わせが増えている」という内容の投稿をXにした。
この投稿は、4万3000回以上の「いいね」がされ、768万回視聴された(26年1月13日時点)。以下内容をサマリーする。
最近、中高校生から「探究活動で〇〇について調べています」というタイプの問い合わせが増えており、そこそこ時間をかけて返事をしていたが、入試の専門家に聞いたら、学校推薦型選抜の「活動実績」で大学の先生と「コラボ」すると有利だとのことだった。
特定の受検者だけを支援すれば入試の公平性が損なわれるうえ、研究者の無償労働にもつながるため、断る勇気も必要なんだな、と反省した。大学側もポリシーを明確にして、コンタクトの段階で広報・渉外部門が断るべきかと思う。
公開講座、研究室訪問など大学が業務の一環として提供している範囲で知的労働を提供するのが、本来あるべき姿ではないかと考える。ただ、アメリカなど探究型学習を入試で評価する仕組みを長く運用している国は、どうしているのか調べてみたい。
大学教員や研究者に中高生から問い合わせ増える訳
この投稿は多くの大学教員や研究者が「いいね」「シェア」をした。おそらく、実際に「迷惑だ」と日々感じていたにもかかわらず、表立ってなかなか口にできなかったところ、その実感値に合う表現でありながら、穏健で節度のある意見であり、かつ、解決に向かう示唆も含まれる投稿がなされたからだと思う。
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