猪瀬知事騒動と、警察組織の腐敗を斬る! グローバルエリートが年末に世直し!?

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ケース4.警察の相談員は何もしてくれません

私は命までは、というものの6月18日元交際相手に、全身打撲、頭部内出血という暴行傷害をうけました。昨年住居所轄の警察署へDVの相談をし、今年2月つきまといでの証拠を持参しての相談でしたが、相談員は、さんざん交際状況や私のプライバシーを興味本位で聞き出したあげく、「何かあったら110番して」と返されました。その後、「殺してやる」「お前は死ね」と暴行を受け、直ぐに110番をし、被害届とその時に壊された携帯などの器物破損で告訴状も出しています。

相手の肩書きから、「社長だから逃げないでしょ」「あなただけが被害者じゃないんだよ」「人手が足りない中で捜査してるんだよ」と逆切れされ、裏付け捜査も進んでいない様です。

直ぐに保護され現場検証した際「相手は薬でもやっているのか」「相談した時に所轄が動いていればね」と言っていた捜査官が、「上司の課長が」、加害者の相手を「奴」から「君」付けで呼ぶなど、とは思えない程の変わりように、ただ今は落胆しています。これが私が受けた警察の対応です。

加害者の度重なる嫌がらせから職も失い、被害者にも関わらず、怯えて生活をするのは、納得がいかず、メールをさせていただきました。

グローバル・エリートからの解説:被害者が死ぬまで動かない警察?

この方の怒りはごもっともであるが、全身打撲と頭部内出血で相談しているのに、「何かあったら110番して」とは失笑モノではなかろうか。ただ笑っている場合ではなく、実際にこのような暴力沙汰でも、おなじみの「警察は民事不介入」を盾にして何もしないのだろうか。問題はこのような脅威に瀕している時、市民は警察しか行くところがないのに、その警察に危機感と責任感が著しく欠如しているということだ。

いや実際はこういう時にしっかりと対応してくれる警察官の方もいらっしゃるのだろう。しかしこの相談者様のケースのように、警察が興味本位で無駄な質問ばかりして結局何もしてくれなかった、というケースがごまんとあるのも現実である。日本は被害者より加害者の権利が守られ、「やったもん勝ち」で最後被害者が泣き寝入りする傾向が強いように思える。

ここでの本質的な問題はこのような問題が全国的に繰り返されているのに自浄作用が働いていないことであり、民間企業で起これば責任者とトップの首が飛ぶようなことが繰り返されても、警察組織では無責任が習慣化されてしまっている、ということであろう。

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