34歳「触れ合える」動物園を処す男の快活人生

香川の「しろとり動物園」が教える命の大事さ

一生懸命ミルクをのむ子トラと、副園長の松村一史さん(筆者撮影)
これまでにないジャンルに根を張って、長年自営で生活している人や組織を経営している人がいる。「会社員ではない」彼ら彼女らはどのように生計を立てているのか。自分で敷いたレールの上にあるマネタイズ方法が知りたい。特殊分野で自営を続けるライター・村田らむと古田雄介が神髄を紡ぐ連載の第41回。

しろとり動物園は香川県にある私営の動物園だ。動物園のほとんどは公営で、私立の小さい動物園は日本国内に3園ほどしかないという。家族経営をしているのは、しろとり動物園だけだ。

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しろとり動物園は、白鳥になったヤマトタケルノミコトの霊が舞い降りたと伝えられる白鳥神社から最寄りの讃岐白鳥駅から徒歩30分、山道を上った場所にある。

この場所は、当連載の「37歳、好きな「模型作り」で生きる男の稼ぎ方」(2018年2月8日配信)に登場した、造形師の竹内しんぜんさんから聞いて知った。動物の資料を集めたり、動物と触れ合ったりしているためにしろとり動物園を利用していると聞いた。

僕も動物園は大好きだったので、同行して来園したのだが、今まで行った動物園とは雰囲気がまったく違い驚いてしまった。

動物との距離感が近い手作り感が満載な動物園

正面入り口や、動物たちがいる小屋やオリは手作り感があふれている。

一つひとつの施設をDIYで丁寧に作っていったという感じだ。公営の立派な動物園もいいけれど、なんだか優しい雰囲気である。

そして何より動物との距離感が近い。

しろとり動物園の目玉はトラとライオンだ。オリにはズラリと立派な成獣が並んでいる。中には美麗なホワイトタイガーもいて圧巻である。

ただ、しろとり動物園の特徴は眺めるだけではない。子どものトラやライオンと触れ合うことができるのだ。ミルクを飲ませている短い時間のみだが、猛獣の子どもに手を触れられるのは感動だ。子どもたちも、少し怖がりながらも興味津々で撫でていた。

もう触ることはできない大きさになったが、まだ大人ではないトラたちがオリの中で遊んでいた。ライオンも1匹まじっている。

ちょっと大きくなったトラたちと、1頭のライオン(筆者撮影)
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