お台場と豊洲に埋もれてたのに…遅れてきた「湾岸エリアの成長株・有明」を"住む街"と"わざわざ行く場所"に変えた施設の実態

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有明ガーデン
お台場と豊洲の間、有明にできた「有明ガーデン」(筆者撮影)
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お台場と豊洲の間で影を潜めていた有明。今では、住む人も訪れる人も増加したーー。
さまざまな街にある商業施設を、「どのようにして街を変えたか」という観点からレポートする本連載。今回は「有明」周辺を歩く。

新橋駅からゆりかもめで30分弱。有明は、お台場と豊洲の間にある。

平日のお昼頃、ゆりかもめに乗ると、大きなバックパックを抱えた外国人観光客に囲まれた。日本人の若者も多い。外国人観光客たちや若者は、こぞって台場駅で降りていった。

普段、なかなか乗ることはないが、ゆりかもめは楽しい。特に快晴の日は、青い空にレインボーブリッジやタワマンが映える。自分が東京にいることを実感させられる。

タワーマンションの建ち並ぶ風景
東京湾を囲むように建つタワマン群(筆者撮影)

そんな気分に浸っていると、今回の舞台である街・有明に到着した。

東京湾岸、有明につくられた複合施設

有明は、1930年から埋め立てが始まって生まれた街だ。1995年に東京臨海新交通臨海線、通称ゆりかもめが開通したが、2009年に入るまで人口は1000人に満たなかった。

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