お台場と豊洲に埋もれてたのに…遅れてきた「湾岸エリアの成長株・有明」を"住む街"と"わざわざ行く場所"に変えた施設の実態

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フジテレビ本社や数々の商業施設が集積するお台場や、豊洲市場で話題になった豊洲を知っていても、「有明は知らない」「有明には行かない」という人も多かったと思う。言ってしまえば、お台場や豊洲などの存在に埋もれていた、“地味”な街だったのだ。

しかし有明は近年人口が急増し、来訪者も増えている。その背景にあるのが、2020年にオープンした「有明ガーデン」だ。

有明ガーデンはこんなところ

有明ガーデン外観
「有明ガーデン」の特徴的な外観(筆者撮影)

有明の街を変えた「有明ガーデン」は、どのように利用されているのだろうか。

有明駅の改札を出ると、タワーマンションに挟まれる「有明ガーデン」が見える。このタワマンは住友不動産が開発した「シティタワーズ 東京ベイ」。「有明ガーデン」は、住友不動産が開発した複合施設だ。

有明駅から見た風景
有明駅から望む「シティタワーズ 東京ベイ」と「有明ガーデン」(筆者撮影)

約200店舗の商業施設のほかに、最大8000人収容の「東京ガーデンシアター」、「有明四季劇場」、「泉天空の湯」、749室のホテル「ヴィラフォンテーヌ グランド 東京有明」、「有明ガーデンパーク」などが存在する。

「有明ガーデン」のマップ
「有明ガーデン」のマップ(出典:住友不動産商業マネジメントニュースリリース)
有明四季劇場
「有明四季劇場」では『ライオンキング』をロングラン上演している(筆者撮影)
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