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ライフ #商業施設で変わった街

お台場と豊洲に埋もれてたのに…遅れてきた「湾岸エリアの成長株・有明」を"住む街"と"わざわざ行く場所"に変えた施設の実態

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  • 坪川 うた ショッピングセンター研究家・ライター
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椅子は細身で高く、背もたれがない。5階のフードコートと違って、こちらは明らかにライブ客向けだ。屋外にも、ベンチとテーブルが用意されている。

屋外のベンチとテーブルでも飲食できる(筆者撮影)
「有明ガーデン」オープン当初は、ベンチはあるもののテーブルはなかった(筆者撮影)

施設内でしきりに、「レストラン・フードコート夜11時まで営業中」「チケットを見せるだけでお得!」とアピールされていることからも、ライブ客の来店を促す意図を感じる。

「東京ガーデンシアターの公演前・後は有明ガーデンでチケットを見せるだけでお得!」と明確にアピール(筆者撮影)
劇団四季劇場の出入り口前にも、「23時まで営業」と大きく書かれている(筆者撮影)

オープンから5年が経過し、来館者のニーズに合わせて「有明ガーデン」は変化しているのだ。

近隣ファミリーとライブ客に価値を提供

「有明ガーデン」は、有明に住むファミリーが日常的に利用すると同時に、ライブ客が食や滞在、推し活を楽しむ場になっている。

もし、ライブ客をはじめとしたビジター向けの商業施設になっていたら、付近に住む人の生活は不便なままであっただろう。

子連れファミリーの日常利用を前提としつつ、ライブ客のニーズにもポイントを絞って応えることで、ビジターと近隣住民の両方に価値を提供する商業施設となっている。

しかし、オープン当初から歯車がかみ合っていたわけではない。【後編】湾岸でも"地味な街"だった「有明」洗練の歴史 では、「有明ガーデン」がいかにして今の姿になったのか、街の歴史とともに振り返っていく。

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