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ライフ #商業施設で変わった街

お台場と豊洲に埋もれてたのに…遅れてきた「湾岸エリアの成長株・有明」を"住む街"と"わざわざ行く場所"に変えた施設の実態

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  • 坪川 うた ショッピングセンター研究家・ライター
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ライブ客を引き寄せているのにファミリー向けは矛盾?

「有明ガーデン」を歩いていると、ゆりかもめに乗っていた外国人観光客たちはどこに消えたのかと思うほど、外国人観光客を見かけない。

1階には、羽田空港とつながるバスターミナルがあるが、観光客が訪れるというより、近隣住民の空港への足として使われているように見えた(この日は平日ということもあるだろう)。

羽田空港へのバスが発着するバスターミナル(筆者撮影)

それもそのはず。関東最大の面積を誇る「無印良品」は目玉となっているが、遠方から人を惹きつけるようなグレード感のあるテナントは、「有明ガーデン」には少ない。

関東最大の「無印良品」。商業施設本館からは、動線がわかりにくいという課題も(筆者撮影)

主なテナントは、「イオンスタイル」「トモズ」「ダイソー」「西松屋」「ボーネルンド」「コジマ×ビックカメラ」「ロフト」など。「有明ガーデン」は、子連れファミリーに喜ばれるテナントが中心だ。

一方、「東京ガーデンシアター」ではさまざまなアーティストのライブが開催されており、ライブのある日は遠方からビジターが訪れる。その多くは、友人同士やおひとり様。ファミリーはあまり見かけない。「東京ガーデンシアター」によって遠方から人を引き寄せていながら、商業施設は子連れファミリーの日常利用向けなのだ。

一見、ミスマッチが生じているように思える。しかし、ライブ目的で訪れて、ライブ前にゆっくりショッピングしようとは思わない。荷物を増やせないし、第一推しの対面に心を躍らせていてショッピングどころではない。

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