家電のソニーからエンタメのソニーへ。CESにソニー・ホンダモビリティが出展し、ソニーグループ・サムスンが「メイン会場を去る」背景

写真は2025年のCES・ソニーグループの出展。同社は2026年の出展方針を変えた(筆者撮影)
毎年1月にアメリカ・ラスベガスで開催される、世界最大級のテクノロジーイベントである「CES」。2026年も1月6日から開催される。
世界中から大手企業やスタートアップが集うイベントなのだが、来年は顔ぶれに変化が起きそうだ。
日本から長年参加してきたソニーグループが、来年は出展方法を変更し、「ソニーグループ」としての直接出展を行わない。またサムスンも、今までのように会場にブースを構えるのではなく、ラスベガスのホテル内に単独展示ブースを構える形へと変更する。
こうした傾向の背景になにがあるのかを解説してみたい。
ソニーグループが2026年にCESから「戦略的撤退」
ソニーグループは1967年以来、58年にわたってCESへと出展してきた。メイン会場となるラスベガス・コンベンションセンターの一角、同じ場所にブースを構え続け、プレスデーの夕方、最後のスロットにプレスカンファレンスも開き続けた。
だが2026年は、その姿がなくなる。
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