「意見が言えない子」に親ができる4つのこと

子どもは様々なストレスにさらされている

(1)そもそもテーマそのものに関心がない

そのテーマに関心がないと、意見の出しようがありません。たとえば、小学校低学年の子に政治のテーマについて話をしても、一般的に知識も関心もないため、意見する以前の問題となりますね。小学生に限らず、大人でも関心がないことには心が対象に向いていませんから、頭も動きませんし、「つまらない」以外の感情は出てきません。

子どもの意見を出すには

(2)意見が出るような質問がされていない

意見は、自分が思ったことを言うだけのことですが、質問する側が、「YES、NO」で答えられる質問や「まあまあ、普通、別に」と答えられる質問ばかりしていると、相手から意見は出てきませんね。

親:「今日、学校どうだった?」

子:「まあまあ」

親:「勉強やったの?」

子:「まだ」

このような会話は、実は結構、日常でなされています。悪いわけではありませんが、話は発展しません。

意見を出すためには、「どう思う?」「なぜだと思う?」といった質問をしなければ出てきません。ただ、気をつけなくてはならない点は、「なぜ勉強しないの!」の「なぜ」のように責める、追及するものだと子どもを追い詰めてしまいここでは逆効果ですので、その点だけは注意が必要です。

(3)間違いを恐れている

(2)のように、「なぜだと思う?」と聞かれても、「わからない」と答えられてしまったら、意見は出てきません。筆者がこれまで指導してきた子どもたちにもたくさんいました。なぜこのように「わかりません」と答えてしまうのでしょうか。その背景の1つに「失敗、間違い=悪」と刷り込んでいるという事情があります。

つまり、「質問されると、たった1つの正解を探す。それ以外はすべて正解ではない。正解ではないことを言うと間違いになり、拒否され、否定される」と感じてしまっていることがあります。これまで3500人以上の子どもたちを直接指導してきて、このことはいつも感じていることの1つでした。非常に多くの子どもたちが、このようなトラップにはまっていることに驚かされます。一体、いつからこのようになってしまったのか、不思議ですが、このような気持ちを持っている子どもには、次のことを教えてあげましょう。

「意見には正解も不正解もない。どう感じ、どう思うかだけのこと」

次ページ4つ目の原因
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 赤木智弘のゲーム一刀両断
  • 御社のオタクを紹介してください
  • 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • コロナウイルスの恐怖
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
船・港――海の経済学<br>ニッポンの生命線が危ない

環境規制の強化によって、日本の海運会社は大きな投資を迫られています。中韓に敗れた日本の造船業界はさらなる再編が不可避に。日本の港湾の競争力低下も止まりません。「海をめぐるグローバル競争」の最前線を掘り下げます。