勉強がつらい子に教えたい「要点を見る」習慣 親でも意外とわかっていない

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勉強がつらい子に伝えたいコツがあります(写真:にこまる / PIXTA)
※石田勝紀先生へのご相談はこちらから
【質問】
はじめまして。娘は高校一年です。本人は勉強しているつもりのようですが、私から見れば「分からない事をきちんと解決し、暗記すべきものは暗記して、本番で活かせるようにする」というものではないような気がします。漫然と問題を解き、丸つけし、間違いは赤で答えを書くというやり方で、あまり成果が上がらないように感じるのです。
どうやら、分からないところをわかるようにするということから、できないように思います。もしかしたら、私が小学校の頃から本人がうまく問題が解けない時に「なんで分からないの!」とガミガミ言ったことで、考えるべきときに思考がストップする癖がついてしまったのではないかとも思うこともあります。クラスでは成績はほぼビリで、本人も何とかしたいとは思っているようですが、今までのパターンがなかなか変えられないようです。このような状況なのですが、アドバイスをお願いいたします。
(仮名:山田さん)

今までは苦痛の連続だったかもしれない

【石田先生の回答】

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文面から察するに、高校1年の娘さんは、勉強に関しては、つらい状況におかれていますね。勉強に対してはできることなら遠ざかりたい、と思っていることでしょう。小学校の頃からの蓄積で現在があるので、7歳から勉強を始めたとして約10年間、苦痛の連続だったかもしれませんね。勉強の面白さ、考える楽しさを知らずにここまで来てしまったのだとしたらとても残念です。

しかし、そうはいってもまだ15~16歳です。先は長いです。今からでも決して遅くはありませんから、良い方向へともっていきましょう。

そこで、山田さんには、次のようなお話をしたいと思います。お子さんが伸びていくまでには少々時間がかかりますが、これを身に付けると、一生もので、勉強のみならず、あらゆるところで役立つ「視点」になります。

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