イェール・ハーバード生が創る、未来のGAKKO

世界一面白いサマーキャンプの創り方

今回も前回に続き、特別企画として、イエール大学(学部課程)に在籍する古賀健太さんに、記事を寄稿してもらいました。古賀さんは、灘高校を卒業し、ハーバード大、イェール大に合格。現在、イェール大でコンピュータサイエンスを専攻しています。彼はなぜイェール大に進学したのか。イェール大の学生生活で何を得たのか。数少ない日本人留学生の目線から、リアルな留学生活について伝えてもらいます。
(撮影:GAKKO Photographer: Florian Koenigsberger)

2011年冬、イェール大学とハーバード大学の仲間達と、世界一面白いサマーキャンプを作ろうと決意した。日本で灘高校に通っていたときに、高校生が夏休みにできることが、塾と部活以外にまったくないという事実にフラストレーションを感じたことが、企画のきっかけだった。

ヨーロッパやアメリカには、バラエティ豊かなサマーキャンプ、サマースクールが多数存在し、高校生は夏休みにこれらの企画に参加し、普段の学校生活では出会うことのできない先輩や同世代の仲間と出会い、日常では体験できない「学び」を経験する。

海外大学の出願プロセスの中で、そしてイェール大学に進学後に出会った友達から、いろいろなサマーキャンプの体験談を聞き、嫉妬すると同時に、もっと面白いことができる、サマーキャンプというユニークな「場」を使って、もっともっと新しい「学び」が実現できる、とその可能性に興奮した。

ハーバードの友達2人、イェール大学の親友4人にアイデアを打ち明け、ベネッセにスポンサーと共催を依頼し、イェール・クラブ・オブ・ジャパンに後援を依頼した。僕が、世界の仲間たちと、世界に提案する新しい学びの場、学校=GAKKO。GAKKOプロジェクトはこうして始まった。

GAKKO サマーキャンプとは?

GAKKOチームは、冬に世界中から応募を募り、20人のSempai(=“先輩”)を決める。大学生、大学院生であれば、専攻は関係なく応募できる。今年は、世界中から120通の応募の中から、エッセイ、面接、模擬ワークショップなどを通して20人を決定した。ハーバード、イェール、スタンフォード、ブラウン大学とアメリカの大学だけではなく、スウェーデン、イタリア、スイス、イギリスの大学からも大学生、大学院生が集まった。

キャンプに参加する高校生を、僕たちはKohai(=“後輩”)と呼んでいる。これは、先生、生徒といった絶対的な上下関係がなく、かつ、カウンセラーやオーガナイザーといった、ちょっと距離感のある存在でもない、親近感を創り出すためだ。GAKKOチーム皆で毎年高校生応募の質問を考え、facebookとtwitterそして世界中のインターナショナルスクールに電話をして告知をする。締め切りの6月1日の1カ月前にして、世界7カ国から、高校生の応募が集まっている。

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