心理カウンセラー直伝! 上司や先輩からの【せこいマウンティング】をなんなく"受け流す極意"

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価値観を横に置いておけるようになるには、自分の価値観を強化することです。そのためのおすすめのトレーニングが、「メンタルダイヤモンドトレーニング」。トレーニングといっても、ゲーム感覚で楽しみながらできる方法です。

「これでいいのか」と自問自答する

どうするかというと、ふだん使っているもの、買っているものを、毎回「私はこれが絶対にほしいのか」「本当にこれでいいのか」と、自己対話しながら選ぶだけです。

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対象とするのは、数年に1回とか、1年に1回といった特別な買い物ではなく、日用品のほうが効果的です。

それこそ、トイレットペーパー、ティッシュ、お皿を洗うスポンジ、洗面所のタオル、洗濯用のハンガーなどで十分です。

そんな日用品を選ぶときに、「これが絶対にほしいのか」「これでいいのか」と自問自答する。トイレットペーパーのどれを選んでもかまいませんが、それを選んでいるのは、紛れもなく自分の価値観。

くり返していると、自分は「こういうことを大事にするんだ」「こういうものが好きなんだ」と、改めて自分の価値観に気づけるようになります。

自分の価値観が揺るがないものになると、必要なときに価値観を横に置いておけるようになります。なぜなら、いつでも元に戻せる自信があるからです。価値観が絶対になると、せこいマウントを受け入れられる心の余裕が生まれます。

山根 洋士 心理カウンセラー、メンタルノイズ心理学協会会長

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やまね ひろし / Hiroshi Yamane

両親の離婚、熱中していたスポーツの挫折、就職の失敗などを経て、情報誌編集者からノンフィクションライターとして独立。金銭的な成功をつかむものの、激務のあまり過労死寸前で緊急入院。入院生活で「なんのために生きるのか」を模索し、心理療法を学び始める。心の風邪薬のようなカウンセリングを提供したいという想いからカウンセラーになる。実践中心のカウンセリングで一線を画し、8000人以上の悩みを解決。著書『「自己肯定感低めの人」のための本』(アスコム)がメンタル本大賞2021優秀賞を受賞。

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