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心理カウンセラー直伝! 上司や先輩からの【せこいマウンティング】をなんなく"受け流す極意"

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  • 山根 洋士 心理カウンセラー、メンタルノイズ心理学協会会長
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前振りがあったり、横道にそれたりしながらの話をよくよく聴いていると、「言いたいことはこれだけだったの?」と愕然とするくらい簡単だったりします。

その言いたいことを聴き逃さないのが上手な聴き手なのです。

疲れるのは、1から100まで聴かなければいけないと考えるからです。お人よしや真面目な人ほどそうかもしれません。大事なところだけを聴けるようになると、どれだけ話を聴いていても疲れることはありません。

上手な聴き手ほど、実は頑張って聴いていないのです。

大事なところだけを聴き逃さないようになると、疲れ知らずの上手な聴き手になれます。そのためのトレーニングが、「言葉のエネルギーポリグラフ」です。

人が話す言葉には、感情というエネルギーが乗っています。そしてエネルギーが高くなったり、低くなったりすることによって、話し方や声の大きさ、リズムなどが変わってきます。

怒りが頂点に達したり、喜びが爆発したりしてエネルギーが高くなると、例えば、力強い口調になるし、声が大きくなるし、同じことを何度もくり返します。

悲しくなったり、残念な気持ちになったりしてエネルギーが低くなると、例えば、沈んだ口調になるし、声が途切れるし、聴き取れないほど小さくなります。

もちろん、人間の感情がいつも揺れているように、エネルギーも常に一定ではなく、高いときもあれば、低いときもあります。そのエネルギーの揺れを心電図の波形のように描くのが、「言葉のエネルギーポリグラフ」です。カウンセリングのトレーニングの1つでもあります。

「感情が乗る言葉」だけを拾う

ノートでも紙でもいいので、中央に横線を引き、話を聴きながら、エネルギーが高くなってきたら横線より上に、低くなってきたら下に、心電図のようにエネルギーの波を描いていきます。波の高さは自分の感覚でかまいません。

参加するだけになっている会議中でもいいですし、セミナーや講演会でもいいですし、テレビでもかまいません。誰かの話を聴きながら波形を描いてみる。そうすると、エネルギーが高くなったり低くなったりしているのがよくわかります。

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【注目すべきなのは波形の「振れ幅」】

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