心理カウンセラー直伝! 上司や先輩からの【せこいマウンティング】をなんなく"受け流す極意"
そもそも、上司や先生、先輩などの聴きたくない話を長々と聴かされているときは、丁寧な聴き方をしなくても疲れます。お人よしで真面目な人ほどダメージは大きいでしょう。
ここで紹介する聴き疲れしない方法とは、そうした聴きたくない話を聴くときにも活用できる技術になります。
カウンセラーは、時間を区切っているとはいえ、1日中、相談者の話を聴くのが仕事です。それでも疲れないのは、疲れないように聴いているからです。
疲れないように聴く。なかなかイメージできないですよね。カウンセラーの仕事を始めたばかりの頃の私にも、「疲れないように聴く」ということはイメージできていませんでした。
先生タイプのカウンセラーだった私は、相手の話を1から100まで聴いて、的確なアドバイスをするのが仕事だと思っていたからです。そのため、相談者の話を聴けば聴くほど疲労が蓄積されていくことになりました。
ところが、上手に聴けるようになると疲れなくなったのです。相談者の目の前に座り、相手の話に合わせて相づちを打ち、気になったところを質問する。そうしていると、相手が自分で何かに気づいて帰っていく。手を抜いているわけではなく、それが上手に聴くということだったのです。
頑張って聴かなくていい
どうして疲れなくなったのか? それは、相談者の話を1から100まで聴かなくなったからです。話の3分の1くらいしか聴いていないかもしれません。それでも相談者からクレームが届くことはありません。
上手に聴く技術は、「いかに聴かずに相手を満足させるか」という技術でもあるのです。もちろん、3分の1くらいしか聴かなくても、相手を受け入れ、相手に共感し、相手に自己一致を促し、相手の自己解決のお手伝いができています。
それが、上手に聴くということでもあるのです。
あなたは、自分の話を録音して聴いたことがありますか? 聴いてみると、1から100まで聴く必要がないことがわかります。



















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