社会人になってからの「学び」は人生を豊かにする。AI時代を生き抜くために必要なのは、人間の好奇心

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学び続けることと健康への早期投資が人生の豊かさにつながる(田村氏<右>の写真は本人提供、窪田氏の写真は撮影:梅谷 秀司)
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元参議院議員であり、ベストセラーになった書籍『頭に来てもアホとは戦うな!』の著者でもある田村耕太郎氏。現在は家族とシンガポールに移住し、シンガポール国立大学の教授として日本のビジネスリーダーに向けて東南アジアの地政学を教えている。
一方、日本をはじめとしたアジアで増加している近視問題に早くから注目し、「予防すべき危険な疾患である」と発信しているのが、眼科医の窪田良氏だ。近視の抑制効果が期待できる「クボタグラス」を開発し、対策を呼びかけている。
この企画では、日本でも関心の高いシンガポールの教育や健康事情について、全5回にわたって対談する。第5回は、前回に引き続き、「学び」が人生にどんな影響を与えるのかを語り合う。

「学び続けること」で人生は豊かになる

窪田前回、田村さんの9月発売の新刊『君はなぜ学ばないのか?』(ダイヤモンド社)の話を伺いました。シンガポールをはじめとした世界中のビジネスマンは学び続けていて、企業もそうした学びの機会を積極的に作っているということでしたね。

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田村:日本と比べると、圧倒的に学び続けている人たちが多いです。ビジネスでの成長ももちろんありますが、私は「学び」によって自分の人生がどれだけ豊かになるかを、もっと知ってほしいと思っています。

なぜなら、学びは一番端的に幸せになる方法だからです。学んでいるときって、すごく楽しいですよね。学べば学ぶほど、脳内に幸せホルモンがあふれる。

私自身、学生時代の勉強は、誰かにやらされるものだったので全然楽しくありませんでしたが、社会人になって自分の関心で学んでいくのはものすごく楽しい。幸せを感じます。

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