 
「人さらい」とも言われながら取り組んだ居場所づくり
窪田:白井さんとは、日頃から親しい友人でもあります。今回は改めて、これまで取り組んできたことや、子どもの不登校の現状などについて聞かせてください。
白井:私が学校に行きづらい子どものための活動を開始したのは、1999年のことでした。沖縄でフリースクールの立ち上げに参加したのが始まりです。
当時はまだ社会でもこの課題への認識が不足していて、学校に行けない子どももその支援をする人たちも、国からは無視されているような状態でした。私たちは、学校から子どもを遠ざける「人さらい」のような扱いも受けていたぐらいです。
その後は大阪府や福島県でもフリースクールや子どもの居場所などを設立してきましたが、大きな転機になったのは2016年、教育機会確保法ができたことでした。





 
         
         
         
        
       
           
           
          
         
          
         
         
         
         
        











