不登校の要因特定は困難、子どもは何を考えている?「思春期の不登校」回復までの5段階、親がやるべきことと絶対にやってはいけないこと

不登校の子どもが回復するまでには5つの段階をたどる(写真: buritora / PIXTA)
2023年度、不登校の小中学生は約34.6万人、高校生は約6.9万人とともに過去最多を記録しました(文科省「令和5年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」)。
これは社会構造や価値観の変化によって子どもたちの心が大きく揺れていることを示しています。要因は、外的要因(子どもを取り巻く環境)と内的要因(子ども自身の特性など)に分類できます。
不登校の外的要因と内的要因
外的要因には、学校や家庭の環境の変化、社会的な影響などが挙げられます。
学校環境では、一斉学習や管理的な指導が根強く残っており、現代の子どもたちの感性と噛み合わなくなっています。また教師との相性、校風とのミスマッチなどもあります。いじめや友人関係のもつれも見逃せません。
さらに学校現場では教員不足と業務の増加により、発達障害などの多様な生徒が増える中で、十分なサポートの困難さがあります。
家庭環境には、早期教育の過熱、両親の不和などが挙げられます。とくに過干渉は不登校に大きく影響を与えています。
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