「異常」ともいっていい変化
WHOの予測は大変ショッキングです。2050年には世界でおよそ48億人が近視になるという予測をしているわけですが、これは、糖尿病や肥満よりも多い数です。そしてこれらの病気の比ではない勢いで、近視人口は増えています。
今からおよそ10年前、2010年の近視人口は20億人弱と、世界人口の約3割でした。通常、遺伝子の変化を必要とする生物の進化は、10万年から100万年単位で起こってきました。それが、一気に2割も増えてしまうのは異常といってもいい変化です。
この爆発的増加の主体が、子どもの近視の増加です。日本でも2023年秋に文部科学省が公開したデータで、資料が1.0未満の子どもの割合が過去最多となったことがわかり、大きな物議を醸しています。



















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