「福山雅治はスケープゴートにされた?」20年前の出来事を今の価値観で断罪していいのか…“不適切会合”報道に抱く《強い違和感》

8月18日、フジテレビが設置した第三者委員会の調査報告書にあった、会合に出席していた“男性有力番組出演者”が福山雅治さんであることが驚きをもって報じられました。
その内容は、当時の大多亮専務と福山さんが「2005年前頃から年に1~2回程度開催」していた会合に女性アナウンサーや女性社員が同席。福山さんの発言が「いわゆる下ネタ的な性的内容を含んだものであった旨述べる者も多数おり、不快であった旨述べる者もいた」(調査報告書の記述)ことが問題視されています。
これが報じられると、ネットメディア各社が多くの記事を配信していますが、その大半が一理こそあるものの、「肝心なところにふれていない」という感がありました。そのためなのかSNSのコメントを見ると、「どのように受け止めたらいいのかわからない」「今回の報道は何か違う気がするんだけど……」などと戸惑うような声が散見されています。
なぜ福山さんに関わる今回の報道には、どこか釈然としないような印象があるのか。それを深掘りしていくと、芸能界の難しさとメディアの問題点が見えてきます。
中居正広さんとは同一視できない理由
今回の福山さんに関わる報道を中居正広さんの問題と同じレベルで受け止めている人はあまり多くないでしょう。
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