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ファミマが若年層をターゲットにした新戦略/「衣食住+遊」テーマにエンタメ&デジタル強化/国内コンビニの市場飽和を打破できるか

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ファミマ コンビニ セブン&アイ
ファミリーマートが注力事業などについて発表するために開催した「ファミフェス」。2026年以降、エンタメ色を強く打ち出していくという(写真:編集部撮影)

「コンビニというインフラにIP(知的財産)を乗せる、そのキックオフだと捉えていただきたい」

会場に集まった多くの報道陣の前で、コンビニエンスストア大手ファミリーマートの細見研介社長は語気を強めて今後の事業戦略を語った。

2025年12月中旬、ファミリーマートは東京・渋谷で「ファミフェス」を開催。今後の注力事業などを発表する社長肝いりのイベントで、今回の開催は23年11月以来、2回目となる。

新たに掲げられたのは「あそべるコンビニ」。単純にモノを買う便利な場所だけでなく、「推し活」や「体験」、「参加」といった要素をより強化していく方針だ。

ゲーム機設置店や聖地巡礼店など次々拡大

中でも大きな注目を集めたのが、ゲーム機設置店舗の拡大だ。

クレーンゲームの設置は都市部の一部店舗のみの導入にとどまっていたが、カプセルトイも含め、全店舗数の約3割にあたる約5000店舗まで導入を広げるという。 

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