「いつの間にあちこち復活?」 大行列→次々撤退《クリスピー・クリーム・ドーナツ》が"大逆転した"現在…驚きの「行列のできない店」という戦略
クリスピー・クリーム・ドーナツ(以下、クリスピー)に対し、「大行列のできるドーナツ屋」という印象を持っている人は、今どきどのくらいいるでしょうか。
最近ではドーナツと言えば「セブン-イレブン」、あるいは行列で有名な「I'm donut(アイムドーナツ)?」、または創業55周年限定「もっちゅりん」が話題になった「ミスタードーナツ(以下、ミスド)」丸亀製麺の「うどーなつ」を思い浮かべる方もいるでしょう。
2026年に20周年を迎えたクリスピーは、06年から日本で事業を展開し、「行列のできるドーナツ屋」として一大ブームをもたらしました。
しかし、最大64店舗まで増えた店舗数は15年度に47店舗まで減少し、クリスピーは終わったか?と思われていました。それが20年度以降に再び店舗数を伸ばし、89店舗(26年2月時点)まで再拡大していたのです。
なぜ、クリスピーは復活することができたのでしょうか。成長から衰退、そして再成長の道を追うことで、企業が危機から抜け出し、存続していくための要諦を探ります。
「ドーナツ市場」は“前年比2桁増”で成長中
日本のドーナツ市場はどうなっているのか。
富士経済の「外食産業マーケティング便覧2025 No.1」によると、24年はクリスピーやミスドが店舗数増加や客単価上昇により好調、「ジャック イン ザ ドーナツ」(ビッグクリエイト社)が駅構内や商業施設への出店を増やすなどもあり、ドーナツ市場は前年比2桁増の1527億円という結果でした。


















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