老化も病気も対策は腸がポイントだった… 医師が教える「体をサビさせない」新腸活

(写真:mits/PIXTA)
順天堂大学医学部教授の小林弘幸氏は、「腸内環境が劣悪になると、活性酸素だけでなくアンモニアなどのさまざまな有害物質が腸から血液中へ吸収され、血流を通じて全身にばらまかれる」といいます。ではどうやって改善すればいいのか。腸の専門家である小林氏が、対・活性酸素に特化した「サビない腸活」を提案します。
*この記事は『60代からは体の「サビ」を落としなさい』から抜粋したものです。
腸がサビを生む大もとだった!
「腸」と「活性酸素」。このふたつのワードを並べてみて、「いったい、どういう関係があるんだろう」と不思議がる人は多いかもしれません。
しかし、この両者には非常に深いつながりがあるのです。
むしろ、両者のつながりこそが健康のカギを握るといってもいいでしょう。いかに腸への活性酸素の影響を抑えるかが、体のサビを防ぎ、老化や病気を防ぐ決め手になるのです。
そもそも、わたしたちの腸のもっとも大切な役割は、食物から栄養やエネルギーを吸収することです。腸管に入った内容物中の栄養は、腸壁から血液中へ吸収され、血流に乗って全身を回ります。そして、その血液に含まれる栄養が全身の細胞へ行き渡り、体の材料やエネルギーとして使われていくわけです。
ただ、そこで考えてみてください。
もし、腸の中が活性酸素だらけだったとしたらどうなるでしょう。
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