糖質は制限はしないほうがいい…「サビない腸」をつくるのに役立つ意外な食べ方

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(写真:buritora/PIXTA)
1995年、順天堂大学に日本初の便秘外来を開設した“腸のスペシャリスト”である小林弘幸医師は、活性酸素を減らすことに特化した「サビない腸活」を提唱する。知らず知らずのうちに体をむしばみサビさせる活性酸素に対抗するためのカギは意外にも、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌ではなく、日和見菌にあるという。
*この記事は『60代からは体の「サビ」を落としなさい』から抜粋したものです。

日和見菌の〝2大派閥〟が水素を産生している

ここまでの話の展開で「じゃあ、活性酸素の害を防いで老化や病気が進まないようにするには、食物繊維やお酢を摂ってさえいればいいのか」と思った方も多いかもしれません。

もちろん、食物繊維などを多く摂る習慣は大切です。とくに日本人は食物繊維摂取量が全体に足りないので、日々の食事で野菜や海藻、きのこを1~2品プラスするなど、意識して摂るようにしなくてはなりません。

ただ、それだけですべて片づいてしまうほど話は単純ではありません。腸内に水素を増やして活性酸素を減らしていくには、「どんな栄養バランスで食事をすればいいのか」「糖質制限はしたほうがいいのか、しないほうがいいのか」など、まだクリアすべきハードルがいくつもあります。

すなわち、「サビない腸活」を実現するには、食物繊維をしっかり摂るだけでなく、こういったハードルを全部クリアして習慣づけていかなくてはならないのです。それでこそ、活性酸素に負けない腸内環境をつくることができると思ってください。

では、具体的にどんな腸活を行なえばいいのか。そこで、まずスポットライトを当てるべき存在が「水素産生菌」です。

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