免疫増強や肥満抑制も!「短鎖脂肪酸」が凄いワケ 「腸内でしっかり増やすためのコツ」を徹底解説

体にさまざまなメリットをもたらす短鎖脂肪酸の上手な増やし方を紹介(写真:ノンタン/PIXTA)
最近、よく耳にする「短鎖(タンサ)脂肪酸」という言葉。
健康にいいらしい、腸活に関係ありそう……。そんなイメージを持っている人も多いだろう。しかし、具体的にどのような働きをするのか、なぜ注目されているのか、知っている人は案外、少ないのではないか。
そもそも短鎖脂肪酸とは何か。短鎖脂肪酸の研究や普及に取り組む専門家、福田真嗣さん(一般社団法人短鎖脂肪酸普及協会代表理事)に話を聞いた。
そもそも短鎖脂肪酸とは何か?
ヒトの大腸内に棲む腸内細菌は、未消化のまま腸内に届く食物繊維やオリゴ糖などを発酵・分解する。その過程で作られるのが、短鎖脂肪酸だ。
「簡単にいうと、短鎖脂肪酸は腸内細菌の排泄物、人間でいう“うんち”や“おしっこ”と同じなんです」。福田さんはこう説明する。
短鎖脂肪酸は腸内細菌にとっては不要なものだが、ヒトの体にとっては非常に有益な働きをする。これこそが、人間が長らく腸内細菌と共生関係を保ち続けている理由だ。
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