免疫増強や肥満抑制も!「短鎖脂肪酸」が凄いワケ 「腸内でしっかり増やすためのコツ」を徹底解説

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つまり、食物繊維を十分に摂取し、短鎖脂肪酸が腸内で安定的に産生されていれば、お通じは順調になりやすい。

「食事を変えたらまずは2週間、様子を見て。お通じがよくなっていれば、その食品を腸内細菌が好んで食べ、短鎖脂肪酸を順調に作っている可能性が高いです」(福田さん)

一方で、食べ慣れない食品を摂る際には注意点もある。

「とくにオリゴ糖は、食品素材としてシロップなども販売されていますが、難消化性の糖質で、胃や小腸で消化吸収されずに大腸まで届くため、一度に大量に摂取すると、おなかがゆるくなる可能性があります。適切な量を摂りながら継続することが何より大事です」(福田さん)

短鎖脂肪酸で病気知らずの体に

短鎖脂肪酸を増やすことは「将来の病気を未然に防ぎ、健康寿命を延ばすカギとなる」と断言する福田さん。

「そのために今日からでも実践できることは、多様な食品から多様な食物繊維やオリゴ糖を摂って、短鎖脂肪酸を増やすこと。食生活によって腸の状態は日々変わっていきます。ぜひ試してみてほしい」(福田さん)

最後に短鎖脂肪酸のポイントをまとめたので、おさらいしておこう。

石川 美香子 医療ライター

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いしかわ・みかこ / Mikako Ishikawa

『メディカル朝日』など医療者向け出版物の編集者を経て、ライターとして『手術数でわかるいい病院』など医療系ムック・書籍の制作に携わる。全国の病院や医師を多く取材。

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