善玉菌を殺し「静かな病」引き起こす腸内環境の乱れ"2大原因"――最新研究が明かす科学的アプローチの中身

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
乱れがちな腸内環境を修復・改善するために欠かせない要素とは?(写真:mits/PIXTA)
腸内環境の乱れは、肥満や免疫低下、心の不調までを引き起こす「静かな病」といえます。
本稿では、食生活・生活習慣を通じてマイクロバイオームを整えるための最新知見を紹介。腸内フローラを“再起動”するシンプルな習慣が、健康の大きな転換点となります(エリック・ネプーティ著『健康を害するすべてのもの〜ビカミングバイオリミットレス〜』より一部抜粋、編集してお届けします)。

マイクロバイオームとは?

異常なマイクロバイオームを修復する方法

人間のマイクロバイオームは、「第二のゲノム」と呼ばれることも多く、私たちの体内、特に腸内に生息する微生物の複雑かつ重要な生態系です。

この数兆もの微生物のコミュニティは細菌、真菌、ウイルス、古細菌などを含み、私たちの健康全般を維持する上で重要な役割を果たしています。

しかし、バランスの崩れた、腸内菌共生バランス失調のマイクロバイオームは、さまざまな慢性疾患や症状を引き起こす可能性があります。そのため、健康なマイクロバイオームを修復し維持することは、最適な健康状態を実現するために不可欠です。

本稿では、食事、生活習慣、そして先進的な栄養補助食品による介入に焦点を当て、異常なマイクロバイオームを修復するためのソリューションを詳しく見ていきます。

次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事