「朝から疲れている」「やる気が出ない」を解決!!細胞の発電所"ミトコンドリア"を活性化し、機能低下を防ぐ生活術

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体調が悪そうな寝起きの人物
多くの人が、ミトコンドリア機能障害症候群と呼ばれる症状に苦しんでいます(写真:Ushico/PIXTA)
「朝から疲れている」「やる気が出ない」――。そんな現代人の声は少なくありません。実はその背景に、細胞エネルギー産生の低下が潜んでいます。
本稿では、ミトコンドリアを活性化させる栄養・運動・休息の戦略を提示。年齢にかかわらず、眠っていた活力を取り戻す方法が明らかになります(エリック・ネプーティ著『健康を害するすべてのもの〜ビカミングバイオリミットレス〜』より一部抜粋、編集してお届けします)。
ミトコンドリア機能障害への対処とエネルギーの回復

エネルギーは生命の本質であり、私たちのあらゆる行動、思考、感情の原動力となります。

しかし、今日のポストコロナ時代において、医療現場で最もよく耳にする訴えの1つが、慢性的なエネルギー不足です。多くの人が、ミトコンドリア機能障害症候群と呼ばれる症状に苦しんでおり、これが活力と生活の質全般に大きな影響を及ぼしています。

本稿では、複雑なミトコンドリア機能について掘り下げ、ミトコンドリア機能障害の原因を探ります。また、エネルギーを回復し、ウェルビーイングを増進させる効果的なソリューションを簡単にご紹介します。

細胞の発電所、ミトコンドリア

ミトコンドリアを理解する

ミトコンドリアは、しばしば細胞の発電所と呼ばれます。この小さな二重膜細胞小器官は、身体のほぼすべての細胞に存在し、細胞の機能と生存に必要なエネルギーを産生する役割を担っています。

ミトコンドリアは、細胞の核のDNAとは別に、エネルギー産生に不可欠なタンパク質をコードする独自のDNAを持っています。ミトコンドリアは、ミトコンドリア内膜で起こる酸化的リン酸化と呼ばれるプロセスを通じてエネルギーを産生します。

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