自律神経を整えて更年期のつらさを和らげる「6つのタイプ別」改善法――東洋医学によるメソッドを徹底紹介【チェックリスト付き】

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体調不良の女性
更年期症状を改善するために、まずは自分の体質を知ることが大切です(写真:jessie/PIXTA)
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動悸、薄毛、疲れ、イライラ、不安感、ほてり、めまい……。40代を中心とした“ゆらぎ世代”を悩ませる更年期症状ですが、実は「これらの症状が強く出やすい人には、共通した性格の特徴がある」——そう語るのは、予約のとれない人気鍼灸師としてテレビでも活躍している、TC鍼灸マッサージ院院長・森田遼介氏。
では、どんな性格の人が更年期症状に悩まされやすいのか? また、更年期の不調を改善するカギ「自律神経」を整える“最初のステップ”として知っておきたい、自分の身体(体質)とは……?
本稿では、森田氏の新刊『東洋医学が効く!更年期と自律神経をととのえる本』より一部抜粋・編集し、更年期症状が強く出やすい「14の性格」と、不調の根本原因を知るための、オーダーメイド級「体質診断チェックリスト」をご紹介します。

更年期症状が強く出やすい性格とは?

更年期症状が強く出やすい人には、共通した性格の特徴があります。

東洋医学的には「実証(じっしょう)」タイプといって、陽気に満ちて体力があり、症状が強く現れる体質や病態を指します。西洋医学的には、ストレスや疲労の蓄積から、緊張・興奮作用がたかぶって交感神経が優位に働きやすいタイプに当てはまります。

こうしたタイプの人は、いったいどんな性格なのかを具体的に見ていきましょう。

1. 完璧主義
2. まじめ過ぎる
3. サボることが苦手
4. 人に頼むことが苦手で自分が動いてしまう
5. 体力の限界ギリギリまで動いてしまう
6. 普段からじっとできない
7. プライドが高い
8. 0か100かで物事を考える
9. 目標を達成するまで手を抜けない
10. 体調が悪くても無理してしまう
11. 責任感が強い
12. 他人を気にし過ぎる
13. せっかち
14. 神経質

皆さんはいくつ当てはまりますか?

2つ以上当てはまる人は、考え方から気をつけねばなりません。なぜなら、これらの特徴は、そのままうつ病になりやすい人の特徴でもあるからです。

これらの性格の人は、疲労やストレスの蓄積スピードも速く、自律神経が乱れて不調が起こりやすくなります。自己免疫力の低下にもつながりますが、性格をすぐに変えることは難しいと思います。日頃の意識の持ち方から徐々に変えていきましょう。

また、こうした性格をわかりやすく言い換えれば「頑張り屋さん」タイプ。決して悪いことではないのですが、更年期の不調を防ぐためには、まず自分をいたわり体調を整え、心と身体の余裕を作ることが必要です。

頭ではわかっていることでも、不調が強まるとつい忘れてしまうので、気をつけましょう。

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