自律神経を整えて更年期のつらさを和らげる「6つのタイプ別」改善法――東洋医学によるメソッドを徹底紹介【チェックリスト付き】
ちなみに体質がわかると「1、自分の健康状態を客観的に把握できる」「2、適切なセルフケアに出会いやすくなる」「3、早期対応で慢性化や重症化を防げる」「4、心身のバランスを整え、生活の質が向上する」「5、健康管理の基礎ができ、無駄な医療費を抑えられる」「6、季節やライフステージに合わせた健康管理ができる」「7、自己肯定感の向上」といった、たくさんのメリットがあります。
タイプ別「不調」&「改善法」
それぞれのタイプ別に、さらにくわしく体質を掘り下げていきましょう。
【気虚タイプ】
起きることが苦手で朝の時間経過スピードが特に早く感じる
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午前中の動きは悪くないが、昼食後にとても眠くなる
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寒がりでスーパーや美容院が苦手
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一度の食事で多く食べられないため間食しがち
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夕方には疲れ切ってしまい、力が抜けていく感じがする
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晩ご飯を作る気力も、お風呂に入る気力も起きない
気虚は、エネルギー不足タイプです。気・血・水(津液)を吸収することが苦手なタイプといえます。
更年期における気虚は、エネルギーの根本である「気」が不足した状態を指します。更年期のホルモンバランスの変化や加齢により、特に現れやすい症状の1つです。
【改善へのメッセージ】
気も血も水(津液)も、全身に巡らせるためには、まずは胃腸で食物や水分を消化吸収し、体内に取り込むことから始まります。
胃腸に負担をかけないように、ゆっくりとたくさん嚙む、すぐに飲み込まない、しっかりとお腹が空いてグーッと鳴ってから食べる、夕食を軽めにすることを意識してみてください。
【血虚タイプ】
朝起きて鏡を見たら肌の乾燥が気になる
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仕事中に立ち上がるとクラッとする
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生理が重くて動く気になれない
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入浴後に髪をとかしていたら抜け毛が気になる
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性交痛があって行為をしたくない
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寝付きが悪く睡眠が浅い
血虚は、「血」を増やせない血液不足タイプです。
更年期における血虚は、身体を滋養する血が不足した状態を指します。東洋医学では、血は身体と心を潤し、栄養を運ぶ役割を担うとされていますが、更年期にはホルモンバランスの変化や加齢による血の生成能力の低下により、血虚が起こりやすくなります。
【改善へのメッセージ】
更年期の血虚は、身体だけでなく心の健康にも大きな影響を与えます。血虚のサインに早めに気づき、食事や睡眠、漢方や鍼灸、ヨガなど生活習慣の改善を通じて血を補うことが、更年期を快適に過ごすためのカギとなります。



















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