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ソニー半導体開発トップが説く次世代イメージセンサーの進化。「カメラを構える動作が不要になる」

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ソニーセミコンダクタソリューションズ 執行役員 CTO 大池祐輔氏
大池祐輔(おおいけ・ゆうすけ)/ソニーセミコンダクタソリューションズ 執行役員 CTO。2005年に東京大学大学院博士課程修了後ソニー(現ソニーグループ)入社。22年にソニーセミコンダクタソリューションズ第1研究部門部門長。25年4月から現職(写真:ソニーセミコンダクタソリューションズ)

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これから起きるCMOSイメージセンサー業界のゲームチェンジ。ソニーは覇権を握り続けることができるのか。本特集では、70年目の節目を迎えた半導体事業の最前線に迫った。

ソニーのイメージセンサーは、トップランナーの地位を堅持できるのか。ソニーセミコンダクタソリューションズの大池祐輔CTO(最高技術責任者)が、次世代イメージセンサーの進化について語った。

性能を5つの次元で考えている

──「電子の眼」であるイメージセンサーの差別化要素とは。

ソニーではイメージセンサーの性能を5つの次元で考えている。例えば明るい所から暗い所まで写ってはいても、消費電力が増えてしまったらどうか。カメラやセンサーの性能といったとき、これらのバランスが取れていることが基本として重要だ。

──しかしそれでは、何かを伸ばすと別の性能が下がるのでは。

だから回路パターンを微細化することで技術革新を起こし、5つの性能を引き上げる必要がある。

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