「ロリコン教師」がSNSで集団化 教員7人逮捕に見る"ネットワーク型性犯罪"の深層
愛知県警は2025年11月6日、岡山県備前市の27歳の小学校教諭を児童買春・児童ポルノ禁止法違反の疑いで逮捕した。少女の着替えを盗撮した動画を所持していたとされる。
この逮捕により、同様の盗撮データをSNS上で共有していた教員グループのメンバーは計7人となり、警察は「全員を摘発した」と発表している。
逮捕者はいずれも現職または元教員で、居住地は名古屋市・横浜市など複数地域にまたがっており、単独犯ではなくSNSを介した横断的な「ネットワーク型」の性犯罪であった可能性が指摘されている。
報道によれば、グループ内では盗撮画像に対して「めっちゃいいですね」「私も撮りたい」といったやり取りが行われ、メンバーが各自能動的に盗撮画像の交換、共有、称賛などを行うコミュニティーとして機能していたという。
SNS時代になって、住む地域や勤務校が異なっていてリアルな関係性がなくても、性犯罪が共同体化し得ることを示した衝撃的な事件である。
なぜ「教員による性犯罪」が社会的に深刻なのか
本件が大きな社会的反響を呼んだ理由は、単に「盗撮が行われた」からではなく、加害者が子どもを指導すべき立場にある教員であった点にある。
言うまでもなく、学校は児童・生徒にとって「安心・安全の場」でなくてはならず、その安心・安全を守るのはほかならぬ教員である。
その教員が、自ら児童を盗撮し、その画像を「楽しんでいた」となれば、単なるプライバシー侵害にとどまらず、児童の発達や学校への信頼を根底から揺るがすことになる。


















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