「ロリコン教師」がSNSで集団化 教員7人逮捕に見る"ネットワーク型性犯罪"の深層
対策として必要なのは、個人責任の追及と同時に、制度面・教育現場の仕組み面での再発防止策である。具体例は以下の通りである。
性犯罪は刑罰だけでは再発を防げない
また、加害教員側に対しては、刑事処分・懲戒処分に加え、性的逸脱傾向・再犯リスクを測定する心理アセスメントや治療的介入が必要である。性犯罪は刑罰だけでは再発率が下がらないことが国内外の研究で示されている。
たとえば、自らの小児性愛傾向を自覚し、その性的衝動を抑えることに不安を感じている者がいれば、犯罪として行動化する前に、相談できる専門家や医療機関の整備をすることが重要であろう。
性の問題はタブー視されやすく、とくにわが国ではその傾向が大きい。しかし、毎日のように子どもを対象とした盗撮や痴漢被害などが報道されるいま、卑劣な性暴力・性加害から子どもを守るという意識を社会全体が共有する必要がある。
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