世界31カ国でTOP10入りの快挙
Netflixオリジナル新作ドラマの「匿名の恋人たち」が、意外な広がりを見せました。
10月16日の配信開始からわずか2週で、週間グローバルTOP10(非英語シリーズ部門)入りした国は31カ国に拡大し、最高順位は3位を記録。日本でも登場早々に週間1位を獲得しています。
数字を伸ばしやすいアクションやスリラーではなく、大人の恋愛ドラマが国境を越えて視聴されるのは珍しいことです。
実は本作は、恋愛を描きながら「人との距離を取り戻すこと」をテーマにしています。登場人物たちは一見すると有能で“シゴデキ”なタイプばかりですが、どこか心を閉ざして生きています。他者との関わりを通して少しずつ変わっていく様子が描かれ、仕事や立場に縛られて生きる人にも、静かに響く物語です。
物語の中心にいるのは、小栗旬さんが演じる大手製菓会社の御曹司・壮亮と、韓国俳優のハン・ヒョジュさん演じる視線恐怖症のショコラティエ・ハナです。2人が働くチョコレートショップ「ル・ソベール」には、彼らを見守る人々が集まります。
壮亮を支えるのは、理解ある親友の寛(赤西仁)と、心のケアを担う精神科医のアイリーン(中村ゆり)。厳格な父親(佐藤浩市)や、ビジネス面で右腕となる従兄弟(成田凌)との関係にも、彼の葛藤がにじみます。


















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