セガゲーム原作ドラマ「龍が如く」酷評は正当か 実写で"ヤクザ"を描くことが難しくなった現実

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「龍が如く ~Beyond the Game~」
セガのヒットゲームを基にしたAmazon Originalドラマ「龍が如く ~Beyond the Game~」(全6話)。極道の世界に身を置く桐生一馬(竹内涼真・左)と錦山彰(賀来賢人)の物語を描く。Prime Videoで世界独占配信中(画像:©2024 Amazon Content Services LLC or its Affiliates.)
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Netflix、Amazon プライム・ビデオ、Huluなど、気づけば世の中にあふれているネット動画配信サービス。時流に乗って利用してみたいけれど、「何を見たらいいかわからない」「配信のオリジナル番組は本当に面白いの?」という読者も多いのではないでしょうか。本記事ではそんな迷える読者のために、テレビ業界に詳しい長谷川朋子氏が「今見るべきネット動画」とその魅力を解説します。

主人公「桐生一馬」は竹内涼真

たとえ脚本づくりに時間をかけ、演者の力が発揮されて、制作費がかけられていても、ヒット原作をドラマ化した作品の評価は熱く厳しくなりがちです。セガの世界的ヒットゲーム「龍が如く」シリーズを基にオリジナル脚本で制作されたAmazonドラマ「龍が如く ~Beyond the Game~」はまさにそれ。11日1日に全6話が揃ったところですが、Amazonカスタマーレビューは7割以上が「星1つ」と、容赦ない評価を受けています。ただし、今作るべきヤクザドラマとしては十分に成立しています。

ゲームと同様に主な舞台は架空の歓楽街・神室町です。その世界観はわかりやすく、金と暴力がはびこる場所です。登場人物もゲームキャラクターの名を借りて、桐生一馬と錦山彰が極道の世界に身を置くことになったところから、それぞれの生き様を1995年と2005年の2つの時間軸を交差させながら描かれています。

仁義なき世界の人間ドラマの要素に重きを置きながら、欧米ドラマのようなサスペンス要素もあり、公式上はクライム・サスペンスアクションとうたっています。

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