「足を上げる瞬間にシャッター音が鳴り響いて…」現役アイドルが恐怖する盗撮と“危ない写真”の行方

著名人が自らアカウントを持ち、SNSで発信するようになって久しい。自由に投稿できる場が増えたことで、時にはその発言が炎上したり、居場所の特定や殺害予告など、自身の身に危険が及ぶようなことも起きている。芸能人だけでなく、一般人も含め、ひと昔前までは経験したことがなかった大きなリスクにさらされていると言える。
この状況を鑑み、辻希美やでか美ちゃん、アップアップガールズ(仮)などが所属する芸能事務所YU-Mエンターテインメント株式会社と、タレントのキャリア支援を行っている株式会社ツギステは、「アイドルリスク対策講座」を共同で開催。2025年7月に行われた本講座には、アップアップガールズグループのメンバーほか、スタッフやマネージャーも参加した。
今回はそのなかから、日常に潜むトラブルを回避し、心身ともに安心して活動ができることを目的とした『メンタル・トラブル防止研修』の模様と、実際に“危機”に遭遇したことのある参加タレントの赤裸々な経験談、および主催者インタビューの様子をお届けする。

誤爆に居場所特定、デマ拡散…SNSに潜む恐怖
「アイドルリスク対策講座」は2日間にわたって行われた。2日目の第1部『失敗あるある&リスク対策講座』では、ツギステ代表取締役社長で渋谷区議会議員の橋本ゆきさんが登壇。元「仮面女子」のメンバーとしても活躍していた橋本社長は、自身のアイドル時代の経験談なども交え、SNSのリスク管理やカード払いなどのマネーリテラシーについても講義を行った。
「人間なので、気をつけていてもミスをしないとは限らない」という橋本社長。「裏アカで投稿したつもりが表アカで誤発信」「SNSの“映え”投稿から場所や時間などが特定される」「デマを拡散してしまう」など、実際のトラブル事例を挙げながら、タレントとして影響力を持つことを忘れず、SNSでは投稿前に十分すぎるほど内容を確認することの重要性を伝えた。
どれも芸能活動に限らず、社会生活を送るうえでも必要なリテラシーであり、参加者はみな真剣な面持ちで聞き入っていた。

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