「足を上げる瞬間にシャッター音が鳴り響いて…」現役アイドルが恐怖する盗撮と“危ない写真”の行方 

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最近では、性的な意図があると思われる撮影画像をアップするファンに対し、女子プロレス団体が注意喚起を行った。東京女子プロレスという団体に所属している鈴木さんも、例外ではない。

「今では私も他のメンバーも、コスチュームを着た際の露出度にかなり気を遣っています。試合中の画像は、際どい体勢になっているものを含め、こちらが確認できないままアップされてしまいますから、防ぎようがない。選手側が気をつけないといけないことが多いです。

それでも、完全に肌を出さない衣装にするわけにもいかないので、“へそ出しいいね”とか、“そういうお店みたいだね”というコメントを受けるとこは度々あります。本人には悪気がないかもしれず、注意しづらい風潮があるのですが、ファンの方も一旦、“そういう発言をしたら相手がどう思うだろうか”と立ち止まってほしい気持ちがありますね」

ファンではない人からの盗撮!?鳴り響いたシャッター音

アイドルのライブ会場で撮影が可能な場合は、ステージ最前列にカメラを抱えた男性たちが陣取ることがあるという。「足を上げる振り付けの瞬間だけ、やたらとシャッター音が鳴り響いた」と、青柳さんはそのときのエピソードを語る。

「普段のイベントでは見かけない顔の方々が、すごい大きな機材を持って最前列にいらしたんですが、“いや、その角度からは顔が撮れないでしょ……”みたいな位置でカメラを構えていて。明らかにライブ目的ではない気がしました。でも、ステージの上から“やめてください“とは言えないし、純粋に楽しみにきてくださっているファンの方々の期待に応えたいので、なるべく気にせずにライブを続けるほかありませんでした。

その後、“危ない写真”をアップされるのはもちろんつらいのですが、そのときは、明らかにいっぱい撮影されていたのに、撮られたと思われる写真が1枚もSNS上で見つからなかったんですよ。それはそれで、“どこで誰とどう共有されているんだろう……”って、怖くなっちゃいました」

青柳さん
青柳さんは、「応援してくれる方々も多いなか、一部の心無い方の行為に悩まされるのが残念です」と語ります(撮影/梅谷秀司)
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