無双し続ける《指原莉乃》異端から王道極めた凄み CM出演、番組MC、アイドルグループのプロデューサー、作詞まで…
異端から王道へ~AKB48グループ時代の指原莉乃
2000年代後半から10年代にかけて大ブームを巻き起こしたAKB48のスタートは05年。今年はちょうど結成20周年ということで、記念コンサートに卒業メンバーが登場して盛り上げた。
そこに指原莉乃も、前田敦子、大島優子、小嶋陽菜、高橋みなみなど、いわゆる「神7」と並んで登場。さらに大晦日の『紅白』にも、同じく現役メンバーや他の卒業メンバーとともに出場し、スペシャルヒットメドレーを披露する予定だ。
振り返ると、初期の「AKB48選抜総選挙」の上位7人を指す「神7」が王道だったとすれば、AKB48の指原は、人気メンバーになった後も常に異端のポジションだった。
07年AKB48の研究生になった指原は、08年に正式メンバーに昇格。09年に始まった「AKB48選抜総選挙」では、「へたれキャラ」の魅力も相まって27位から着実に順位を上げ、12年には4位に。「神7」の一角を崩したかたちである。
だがその直後恋愛スキャンダルが週刊誌で報じられる。指原は記事の一部を認め、即日HKT48への移籍を総合プロデューサーの秋元康によって言い渡された。
一般的な感覚で言えば、「恋愛禁止」ルールのある女性アイドルの世界でこうしたスキャンダルは、出ることだけで命取りになり得る。たとえすべてが事実ではなくても、そのままアイドルとしては尻すぼみになってもおかしくない。
だが指原はそうはならなかった。


















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