無双し続ける《指原莉乃》異端から王道極めた凄み CM出演、番組MC、アイドルグループのプロデューサー、作詞まで… 

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指原莉乃
CM出演や多くの番組のMCを務めるタレント業だけでなく、アイドルグループのプロデューサー業も好調な指原莉乃さんに迫りました(画像:エニトグループのプレスリリースより)
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この年末、指原莉乃の存在感がぐっと増している。今年はAKB48結成20周年。現役メンバーに交じり、『NHK紅白歌合戦』に久々に出場することが決まった。それだけではない。今年の日本レコード大賞ではなんと作詩賞を受賞。CM出演や多くの番組のMCを務めるタレント業だけでなく、アイドルグループのプロデューサー業も好調だ。成功の秘密を探りたい。(文中敬称略)

異端から王道へ~AKB48グループ時代の指原莉乃

2000年代後半から10年代にかけて大ブームを巻き起こしたAKB48のスタートは05年。今年はちょうど結成20周年ということで、記念コンサートに卒業メンバーが登場して盛り上げた。

そこに指原莉乃も、前田敦子、大島優子、小嶋陽菜、高橋みなみなど、いわゆる「神7」と並んで登場。さらに大晦日の『紅白』にも、同じく現役メンバーや他の卒業メンバーとともに出場し、スペシャルヒットメドレーを披露する予定だ。

紅白歌合戦
(画像:NHK「紅白歌合戦」のHPより)

振り返ると、初期の「AKB48選抜総選挙」の上位7人を指す「神7」が王道だったとすれば、AKB48の指原は、人気メンバーになった後も常に異端のポジションだった。

07年AKB48の研究生になった指原は、08年に正式メンバーに昇格。09年に始まった「AKB48選抜総選挙」では、「へたれキャラ」の魅力も相まって27位から着実に順位を上げ、12年には4位に。「神7」の一角を崩したかたちである。

だがその直後恋愛スキャンダルが週刊誌で報じられる。指原は記事の一部を認め、即日HKT48への移籍を総合プロデューサーの秋元康によって言い渡された。

一般的な感覚で言えば、「恋愛禁止」ルールのある女性アイドルの世界でこうしたスキャンダルは、出ることだけで命取りになり得る。たとえすべてが事実ではなくても、そのままアイドルとしては尻すぼみになってもおかしくない。

だが指原はそうはならなかった。

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