〈推し活〉LINEヤフー川邊会長を覚醒させたモーニング娘。の「人事と組織の物語」/はまったことで深まったコンテンツビジネスへの理解
中興の祖・道重さゆみの成果
――川邊さんはどのようにしてハロプロ推しになったのですか。推し活をするタイプではなかったと自身で語っていましたが。
僕はこれまで「インターネットビジネス一筋30年」という感じだった。AKB48の選抜総選挙がブームとして取り上げられていた頃、知り合いに話を聞いたり選対のアジトを見せてもらったりしたことはありました。でも、自分もやってみようという感覚はまったくなかったですね。
それがこの3年弱、初めて「推し活」なるものをしています。
きっかけはモーニング娘。の2期メンバーでOGの市井紗耶香さんから、当時の話を聞かせてもらったことでした。CD5万枚を自分たちで手売りしてデビューを果たした初代メンバーの中に入る苦労や葛藤、華やかなイメージの裏にある徹底した規律や精神性などは、会社組織に通じる話で面白かった。
市井さんに「今のモーニング娘。をぜひ見てください」と勧められました。そして「One・Two・Three」(2012年発売)という楽曲のミュージックビデオをYouTubeで見たんです。自分の知っていた00年代前半とはガラッと雰囲気が変わっていたことに興味を持ちました。


















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