「人生後半の充実度は"腎臓"で決まる」→身体にとって「万能薬」となる簡単な習慣とは
幼少時、「塩分を摂りすぎると腎臓によくない」というような話は、親や大人たちからよく聞かされていた。食事の席で塩や醤油を料理にかけるたび、「かけすぎだ」と叱られたりもしたものだ。
もう何十年も昔の話ではあるが、同じような経験を持つ方は、きっと少なくないだろう。
それだけではない。ときには友だち同士の会話のなかに、塩分についての恐ろしい話が登場することもあった。なにせ未熟な子ども同士の会話なので、「塩をかけすぎると死ぬ」「醤油を飲むと即死する」など、必要以上に負の部分が強調されすぎていた気もするのだが。
人生後半の充実度は腎臓で決まる
ともあれ、あまりにも言われすぎたせいなのか、それとも単に気が小さかったからなのかは知らないが、幼かった私はやがて腎臓と聞いただけでうっすらとした恐ろしさすら感じるようになっていったのだった。
『腎臓大復活:100歳まで人生を楽しむ「強腎臓」の作り方』(上月正博 著、東洋経済新報社)に関心を抱いたのも、もしかしたらそんな幼児体験の影響なのかもしれない。
とはいっても、腎臓が重要な臓器であることは疑いようもない事実だ。腎臓専門医である著者も、「決して大げさではなく、腎臓の機能をどれだけ長くキープできるかによって、人生後半の充実度が決まると言ってもいい」と述べている。
「いつも通り」とは非常にわかりやすく、そして専門知識を持たない素人からしても、理にかなった表現だと感じる。



















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