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ネオクラウド、原子力、国防…珠玉の米国株&ETFリスト。AI熱狂相場の次に何が来るか?

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牛の彫刻とアメリカ国旗とビットコインのイメージ
(写真:PIXTA)

特集「2026年大予測②株・マネー編」の他の記事を読む

年末年始3号連続企画の第2弾。「日経平均株価5万円」の先をどう読むか。本特集では金・債券・ビットコイン・プライベート資産を含め、2026年のマネーの行方を展望する。

2026年のアメリカ株式市場は、引き続き上昇基調が予想される。アメリカ経済のソフトランディングを目指すFRB(米連邦準備制度理事会)の利下げ継続と、堅調な企業業績、そして巨額のAI(人工知能)インフラ投資が追い風となり、S&P500指数は少なくとももう1年は上昇するとの見通しが優勢だ。

主要証券会社の予測では、26年のS&P500は1年間で約10〜15%の上昇が期待されており、市場全体の強気マインドが維持されやすい環境となっている。

ドットコムバブル期以来の高水準

一方で、S&P500の予想PER(株価収益率)は00年のドットコムバブル期以来の高水準に近づいており、AIバブル論もささやかれる。中心にいるのがマグニフィセント7と呼ばれるエヌビディアやアルファベットなどの大型テクノロジー銘柄だ。S&P500に占めるマグニフィセント7の割合は30%を超えており、これらの銘柄の動向に指数のパフォーマンスは大きく依存している。

23年からのS&P500成長に寄与したのは間違いなくマグニフィセント7だったが、25年のパフォーマンスを見ると、ハイテク企業に特化したNASDAQ100指数と同程度であり、指数全体を牽引する水準とまではいえない。また、これらのうちハイパースケーラーと呼ばれる大手クラウド事業者は、莫大なAIインフラ投資は収益化できるのか、という厳しい市場の目線と戦っている。

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