河合映治(かわい・えいじ)/セリア 社長。1967年生まれ。大垣共立銀行を経て2003年にセリアに入社。常務取締役などを経て14年から現職(撮影:永谷正樹)
年末年始3号連続企画の第2弾。「日経平均株価5万円」の先をどう読むか。本特集では金・債券・ビットコイン・プライベート資産を含め、2026年のマネーの行方を展望する。
100円の商品だけに集中
私が社長に就任したとき、長期的目標として業界の市場シェア100%を取ると宣言した。
競合他社が100円を超える商品にまで広げる中、当社は100円の商品だけに集中している。広げるか迷ったことはなく、かえって他社との差別化につながった。
実際、100円商品だけでも売上高を伸ばし続けられた。当社の強みはどれだけの在庫を持って販売し、その次にどれだけ発注するかを決めるデータ分析だ。月に800〜900点のペースで商品を入れ替えている。それによってお客様が期待する100円商品を並べることができた。
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