「ウソをついたときの脳」をMRIで調べる
私は、人間のウソ、不正直さ、不正行為についての研究をしています。
MRI(磁気共鳴画像法)で脳の撮像を行い、活動を画像化して、不正をしている時、あるいは不正を抑制して正しくふるまっている時に、脳がどんなふうに働いているのか、どの程度の個人差があるのかなどを測定することもあります。
脳波を測定する研究などもありますが、現在は、人間を対象とした脳機能の研究においては、MRIを使った研究が主流です。
ものを思い出すときにどこが働くのか、言語を理解するときにどことどこの領域が協調して活動しているのか、お年寄りやお子さんではどう違いがあるかなども研究できるようになっています。
研究員として渡米していた頃、囚人を対象としたサイコパス研究で著名なケント・キール氏との共同研究を行いました。サイコパスは、嘘の研究をしている人間からすると、とても興味深い対象なのです。




















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