頭部や耳、首のコリを解消して、自律神経を整えましょう(写真:Deja-Vu/PIXTA)
「朝、なんとなく身体がだるい」「ベッドから起き上がるのがつらい」といった不調が続くとき、それは決して「やる気がないから」「メンタルが弱いから」ではありません。
多くの方が不調の原因を「自律神経の乱れ」と考え、食事や運動、入浴などさまざまな方法を試していますが、なかなか改善しないのは、不調の原因が「自律神経だけ」ではないからです。
本当に心身の不調を根本から改善し「なんとなくしんどい毎日」から抜け出すには、自律神経、気象(気圧・湿度・気温など)、骨格(姿勢)という3つの要因を同時に見ていく必要があります。これらは相互に関係しているため、どれか一つだけを整えても、残りが乱れていれば不調は長引いてしまいます。
『自律神経 これ1冊ですべて整える』では、せたがや内科・神経内科クリニック院長で医学博士の久手堅司氏が、これら3つの要因を無理なく整える方法をわかりやすく紹介しています。
以下では、その久手堅先生が「頭痛を引き起こす脳の酸素不足」について解説します。
脳の血行不良を改善する頭部マッサージ
「最近、急な寒暖差で体調がイマイチ……」
日ごとの寒暖差が激しい今の季節、身体は環境の変化についていけず、自律神経や気象の要因から不調になりがちです。
そして、寒さやストレスによって首・肩がこると、姿勢という骨格の要因にも悪影響を及ぼします。実は、このコリこそが血行不良を引き起こし、「脳の酸素不足」につながって、頭痛や集中力の低下といった不調を深刻化させているかもしれません。
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