「朝、なんとなく身体がだるい」「ベッドから起き上がるのがつらい」といった不調が続くとき、それは決して「やる気がないから」「メンタルが弱いから」ではありません。多くの方が不調の原因を「自律神経の乱れ」と考え、食事や運動、入浴などさまざまな方法を試していますが、なかなか改善しないのは、不調の原因が「自律神経だけ」ではないからです。
本当に心身の不調を根本から改善し「なんとなくしんどい毎日」から抜け出すには、自律神経、気象(気圧・湿度・気温など)、骨格(姿勢)という3つの要因を同時に見ていく必要があります。これらは相互に関係しているため、どれか1つだけを整えても、残りが乱れていれば不調は長引いてしまいます。
『
自律神経 これ1冊ですべて整える』では、せたがや内科・神経内科クリニック院長で医学博士の久手堅司氏が、これら3つの要因を無理なく整える方法をわかりやすく紹介しています。
以下では、その久手堅先生が「自律神経を整えるストレッチ」について解説します。
胃腸の不調を改善するストレッチ
「なんか最近お腹の調子が悪い」「胃腸の調子が悪い」と悩んでいる人はいませんか。
胃腸の不調には、首肩こりや背骨のゆがみが関係していることがあります。
緊張すると胃が痛くなったりお腹を下したりするのは、胃腸のはたらきは自律神経がコントロールしているためです。
そして、自律神経の通り道である首がこっていると、自律神経が乱れやすくなり、胃腸のはたらきにも悪影響が出ます。
また、胃腸の付近にある背骨の動きが悪いと、そのまま胃腸にも影響して動きが悪くなってしまいます。
パソコンやスマホを使ったり、料理をしたり、日常生活を行うとき、私たちは頭が下を向いていることがほとんどですよね。
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