いくら休んでも「朝起きれない」理由は"神経の消耗"→根性で治せない"乱れ"を整える「ゆる生活習慣」

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体調不良
自律神経の乱れは、不眠、動悸、頭痛、めまいなど多種多様な不調を引き起こす(写真:ほんかお/PIXTA)
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「朝の寝起きが悪く、なかなかベッドから起き上がれない」とか、「やらなきゃいけないことがあるのはわかっているのに、どうも動く気になれない」など。
多少なりとも、誰にでも経験があることではないだろうか。
しかし、それは必ずしも「やる気のなさ」や「メンタルの弱さ」のせいだとは言い切れないようだ。『自律神経 これ1冊ですべて整える』(久手堅司 著、東洋経済新報社)によれば、「自律神経の乱れ」が原因であることも考えられるというのである。

自律神経が乱れると全身に不調が出る

ちなみに著者は、自律神経についてこう解説している。

私たちの身体には、「外界の環境に対して、体内の環境を一定に保とうとする性質」が備わっています。これは、「ホメオスタシス(恒常性)」と言われています。この恒常性を保つためのシステムが、自律神経です。(23ページより)

たとえば人間の体温。外がどれだけ寒くても暑くても、私たちの平熱はだいたい36〜37℃程度に保たれている。食べ物の消化・吸収、肌の新陳代謝など、身体のなかで起こるさまざまな化学反応を促進する「酵素」がもっとも働きやすい環境にしておくためだ。そして体温の微調整は、自律神経が中心となって行っているのである。

自律神経は、生命を維持するために、自分の意思とは関係なしに24時間365日働いている神経です。体温以外にも、呼吸、血圧、脈拍、消化管の動き、その他、全身をコントロールしています。(23〜24ページより)
『自律神経 これ1冊ですべて整える』
『自律神経 これ1冊ですべて整える』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

いうまでもなく、自律神経がつねに微調整を行っているのは、全身のコンディションを良好に保つためだ。したがって自律神経が乱れると、身体のいたるところのバランスが崩れ、さまざまな不調を引き起こすのである。

その不調は、不眠、動悸、頭痛、めまいなど多種多様。では、自律神経を整えるためには、まずなにをしたらいいのだろうか?

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