いくら休んでも「朝起きれない」理由は"神経の消耗"→根性で治せない"乱れ"を整える「ゆる生活習慣」

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完璧であるに越したことはないが、完璧を目指すあまり疲れ果ててしまったのでは元も子もない。つねに少し余裕を持っておくべきで、その基準が「60〜70%くらい」だということだ。

まずは「ふぅー」っとゆっくり息を吐いてみよう

自律神経にとって、正しく呼吸することはとても大切なのだという。なお、本来の自分の身体にとって楽な呼吸は「胸郭がしっかり動いており、深くて緊張が少ない呼吸」を指す。

呼吸というと、肺で行うイメージが強いかもしれない。呼吸をすると肺がふくらんだりしぼんだりするわけだが、そうなるためには胸椎・肋骨・胸骨、横隔膜、そしてそれらを動かす筋肉が連動している。

呼吸をする際に意識を集中してみれば、肋骨や背骨、お腹などが動いていることに気づくはずだ。

しかし現代人は呼吸が浅く、うまく酸素を取り込めていない人が少なくない。デスクワークやスマホの使用が増え、座りっぱなしやうつむき姿勢が当たり前になっていることが大きな要因だ。余談ながらデスクワーカーである私も、この点には共感できる。

前かがみの姿勢が癖になってしまうと、胸郭(胸椎・肋骨・胸骨で囲われた部分)の動きが悪くなり、呼吸をするにも肺がうまく広がらない。そして呼吸が浅い状態が続くと、交感神経が優位な状態が続き、自律神経が乱れてしまうのだ。

呼吸は、自分の意思で交感神経と副交感神経の切り替えを行える唯一の方法です。私たちは、意識していないときには、一定のリズムで呼吸をしていると思います。それは自律神経からのコントロールを受けています。寝ているときも呼吸が止まらないのは、自律神経が適切な呼吸を継続するように調整してくれているからです。息を吸うときには交感神経が優位にはたらき、吐くときには副交感神経が優位にはたらいています。(53ページより)
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