いくら休んでも「朝起きれない」理由は"神経の消耗"→根性で治せない"乱れ"を整える「ゆる生活習慣」

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私も通っているパーソナルジムで、この2つを行うことを教えられた。正直なところ最初は、「こんなことに意味があるのか」、と疑問に思ったりもした。が、気がつけば(漠然とではあるけれども)効能のようなものを感じられるようになっていたし、だからこそ著者の説明にも納得できた。

上述のとおり、私たちの通常の呼吸は基本的には胸式呼吸だ。具体的には、「吐く」より「吸う」の割合が多くなっている。しかしそれでは、少しのストレスでも気づかないうちに交感神経優位になってしまうため、身体が緊張状態になりやすい。

「3・3・5呼吸」法をやってみよう

こで著者が勧めているのが「3・3・5呼吸」だ。

これは、3秒かけて1度口から息を吐き、3秒かけて鼻から吸い、5秒かけて口から息を吐く呼吸法で、胸式と腹式があります。胸郭の動きや肺のふくらみなどをきちんと感じながら、ゆっくり深い呼吸ができます。(56ページより)
胸式の3・3・5呼吸
胸式の3・3・5呼吸(図解:『自律神経 これ1冊ですべて整える』より)

まずは1日3〜4セット、胸式で3・3・5呼吸をしてみるといい。これまた私も実感していることだが、意外とお腹の力を使うので、それが心地よくもある。

腹式の3・3・5呼吸
腹式の3・3・5呼吸(図解:『自律神経 これ1冊ですべて整える』より)

そして次は横になり、腹式で3・3・5呼吸を(こちらも同じく腹筋を使う必要がある)。大切なのは、首や肩を力ませず、お腹に集中すること。個人的にはこちらのほうがより呼吸を感じられる気がしているのだが、いずれにしてもこうして呼吸を整えるだけでも、体調が変化したことを実感できるはずだ。

印南 敦史 作家、書評家

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いんなみ あつし / Atsushi Innami

1962年生まれ。東京都出身。広告代理店勤務時代にライターとして活動開始。「ライフハッカー・ジャパン」「ニューズウィーク日本版」「サライ.jp」「文春オンライン」などで連載を持つほか、「Pen」など紙媒体にも寄稿。『遅読家のための読書術――情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣』(PHP文庫)、『いま自分に必要なビジネススキルが1テーマ3冊で身につく本』(日本実業出版社)『「書くのが苦手」な人のための文章術』(PHP研究所)、『先延ばしをなくす朝の習慣』(秀和システム)など著作多数。最新刊は『抗う練習』(フォレスト出版)。

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