ポイントは、「人間らしいリズム」を刻んで生活することだ。
朝起きて、水分・食事をとって、日中は活動し、夜はゆっくりして寝るという、端的にいえば“当たり前のこと”。しかし、それが実践できていない人は意外と多く、つまりは生活リズムが乱れているからこそ自律神経に負担がかかってしまうのだ。
そこで本書のなかから、すぐに実践できそうな習慣をいくつか抜き出してみることにしよう。
完璧を目指さず、70%くらいのゆるい気持ちで過ごす
自律神経が大きく乱れていたり、体調を崩しやすい人には、なにかとがんばりすぎてしまったり、完璧主義者といわれるタイプが多いのだという。
自律神経は、24時間365日働き続けている。変化する体の状態や環境などに、絶え間なく対応してくれているのである。とはいえ当然ながら、ずっと全力で働き続けることは難しい。なぜなら自律神経はあらゆるストレスに弱く、ストレスによって乱れやすいからだ。
不規則な生活や過労状態などの体の負担は、自律神経にとっても大きなダメージとなる。また、がんばりすぎて心の負担や緊張が大きい状態を継続させるのもよくない。それでは交感神経が働きっぱなしになってしまうため、不調につながりやすいのである。
そこで著者が勧めているのは、100%を目指さないことだ。100%の状態を理想としていると、そこに近づけようとついがんばりすぎてしまうからである。しかしそれでは精神的に余裕がなくなり、交感神経が優位な状態が続いてしまっても無理はない。
だから、理想を下げるのだ。



















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